『 岬の向こう 』

 18, 2015 09:57
この岬の向こうに小さな島がある。


その島が見えるところまで

工場が引けて帰宅した父が、夕食が出来るまでの時間、

幼い私を自転車に乗せてよく “ 散歩 ” に行ったのだという。


さわやかな潮風のせいか

帰りはいつも、自転車の上で寝てしまう私に 「 とても困った 」 と母に話していたそうだ。


もう60年ほど前、昭和31,2年頃の話だ。


先日、生まれ故郷の友人を訪ねた帰り、

港で珈琲休憩しながら、何気なく岬を見ていると

古い自転車のフレームに付けた補助席に、こっくりこっくりする私を乗せて漕ぐ父の姿が思い浮かんだ。

なんとなく目頭が熱くなった。


この次、実家の母にもこの話をしてみよう。




岬の向こう

別府さんの 「 6月の雨 」 を聴いたせいでもないのでしょうが・・・。
父の思い出がよみがえりました。

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COMMENT 4

Mon
2015.01.19
16:00

ヒューマン #OvPAfYak

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こんにちは
最近記憶が薄れています
ヒューマンは、親爺さん思い出は、海へ海水浴に行ったことが鮮明ですね

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Mon
2015.01.19
20:29

nobo #-

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いい思い出ですね

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Tue
2015.01.20
08:29

nori #iAqHXQpI

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ヒューマンさん

私もこの自転車に乗せてもらった頃の記憶はありません。
もう少し大きくなって、父が好きだったホンダの赤バイク(当時は洒落ていた)に乗ったり、
一緒に釣りに行った時の父の顔と亡くなる前の入院していた時の顔がだぶります。

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Tue
2015.01.20
08:35

nori #iAqHXQpI

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noboさん

晩年は入院を繰り返しておりましたので
別途の姿ばかり思い出すのですが、看取ることが出来ましたので良かったです。

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