『 ひっかき絵の花火 』

 01, 2012 23:49
大洲城と花火


小学二年生の時、

父の転勤で私は、山間の小学校に通っていました。

図画の時間に 『 ひっかき絵 』 を描きます。

クレヨンで画用紙にいろんな色を重ね塗りして、最後にへら状の物で削ると、

下地の色が出て、素敵な模様が浮かび上がります。

確か、私は海で見たヨットを描いたと記憶しています。


教室の後ろに、クラス全員の 『 ひっかき絵 』 が貼られています。

題材は色とりどりの朝顔、ひまわり、動物園の虎やライオン等、様々。

一番多かったのが、

夜空に打ち上げられたとても綺麗な花火です。

私のヨットの横には、ひときわ素晴らしく綺麗な花火の 『 ひっかき絵 』 が・・・。

子供心に、なんとなく、私の絵は 「 単調だ 」 と思ったのを今でも覚えています。

本物の打ち上げ花火は見たことがありません。


夏休み前の参観日。

母が、私の絵と隣の花火の絵を長い間、眺めています。

学校から帰ると、

予想に反して、母はヨットの絵をうまく出来ていたと褒めてくれました。

その年の夏休みは、

子供会の日帰りバス旅行で隣町の 『 水天宮花火大会 』 に行くことに。

私は、母と小さかった妹と三人。

クラスメイトもたくさんいます。

夜になると、 ヒュルヒュルヒュル~。 ド~ン。 パチパチパチパチ。

夢にまでみた大きなとても綺麗な花火が、次々打上げられます。

初めて花火を見た私と妹は、

夜空にパッと開くたびに、大きな口を開けて 「 うわッ~! 」、 何度も何度も大歓声!。

さぞ、母は恥ずかしかったろうと思います。

川面には、これも初めて見る鵜飼い船が出て・・・。

今でも鮮明で忘れられない光景です。


普段は大人しい母が、

「 子供会で、旅行先に花火大会を強く主張した 」

と、友達のお母さんから聞いたのは、それから随分経ってのことです。


八月四日の花火大会、今年ももうすぐです。



( 写真は平成19年8月、大洲市の花火大会。 お城は復元された大洲城 )


雑談  |  2006年07月22日 リログ掲載 ( 花火トラックバック投稿記事 )

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